小学生の習い事として、プログラミングがはやっている3つの理由

近年、小学生向けにプログラミングが流行っているみたいです。先日、友人と飲みに行った際にも5人中3人が子供をプログラミングの教室に通わせていました。いくら理系の友人とはいっても、驚きの数値です。

私(30代半ば)たちの子供のころの習い事といえば、ピアノやスイミング、そろばんといったものでしたが、今や子供の習い事の一つとしてプログラミングはメジャーなものになっているようです。

2017年のイー・ラーニング研究所による子どもに通わせたい習い事ランキングでは、第1位は「プログラミング教育」でした。2016年には、「プログラミング教育」はランキング外でしたので、大躍進です。第2位は「英会話」、第3位は「スポーツ系」の習い事がランクインしています。

なぜ、今、プログラミング教育が注目を浴びているのでしょうか。

子供向けの無償プログラミングツールが充実してきた

 私が大学に通っていた15年ほど前には、プログラミング環境といえば、有償でした。たとえば、Microsoftが提供しているVisual Studio(今でも最も有名なプログラムの開発環境)も今でこそ教育用に無償版が提供されていますが、当時は学割を使って購入をする必要がありました。Linuxを扱うことができる技術者であれば、開発ツールは無償で用意することができます。一方で、技術的にはかなり難易度が高いため、万人にとって開放されているとは言えないモノでした。

 今では、子供向けのプログラミングツールが無償で提供されています。たとえば、有名な子供向けのプログラム開発環境にSCRATCHというものがあります。あの有名なMIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されたものですが、なんと無料で誰でもダウンロードして使用することができます。

 また、パソコン自体の価格低下も子供向けのプログラミングが流行っている理由の一つでしょう。安いものであれば、5万円程度で買えるものもありますからね。実際、SCRATCHなどの子供向けのプログラミングツールは10万円以下のパソコンでも十分に動作します。これであれば、2台目として子供に与えるとしても、十分に許容範囲になってきています。

 今や費用面では、プログラミングに挑戦するハードルは15年前と比較すると大きく下がっています。必死にバイトをしてパソコンやプログラムの開発環境を手に入れていた時代からするとうらやましい限りです。

2020年のプログラミング教育必修化へ向けた動き

 もう一つ大きな流れが、2020年度からの小学校でのプログラミング教育必修化の流れです。日本人全員が「プログラミング」を義務教育で経験する時代が来ているのです。

 難しいのは親世代です。我々親世代は、IT(情報技術)やパソコンの教育をまともに受けていません。技術系の大学出身者以外は、プログラミングの経験は、ほとんどないでしょう。子供からプログラミングに関しての質問を正しく回答できる親は少ないと思われます。日進月歩のITの世界の話ですから、教育内容によっては、親が技術系であったとしても、答えに窮することもあるかもしれません。プログラミング教育に対する期待は、親世代のニーズにもマッチしているというわけです。

 プログラミング教育の中には、明確に2020年のプログラミング教育必修化の流れを見据えているところもあります。大手であれば、DNPが発表した「Switched on Computing日本版」の提供が記憶に新しいです。Switched on Computing」はプログラミング教育用学習教材としてイギリスで実績があります。企業としても、プログラミング教育の必修化をビジネスチャンスと捉えているようです。

IT産業におけるプログラマの待遇

 IT産業の勃興も大きな影響を与えています。AmazonやGoogle、Appleといった大手IT企業の成功は、皆が知るところです。IT大手におけるプログラマの争奪は留まるところを知らず、最近では大学を卒業したての初任給が2000万円を超えることもあるそうです。

 海の向こうばかりでなく、日本国内においても、優秀なプログラマの採用は熾烈を極めています。特にAIなどのプログラマにおいては、月収が100万円、200万円という事もざらになってきました。まだ、シリコンバレーほどではないものの、今後もこうした傾向が続く事が想定されます。

 今の時代、大手の企業に就職できたからと言って、生活が保障されるわけではありません。むしろ、日本の製造業の状況を見ていると大手の企業に所属することの方がリスクになりつつあります。銀行員や弁護士などは、AIにできることが増え、普及していくと必要数が大きく減少していく言われています。

 もし、わが子にプログラミングの才能があるのであれば、その才能を伸ばし、国際社会で戦えるように育ててやりたいと思うのが親心でしょう。その方が子供の幸せに繋がると考える親もあり、プログラミング教室へ通わせているわけです。

このサイトの役割

 今の親世代の多くは、プログラミングに対する教育に期待しています。一方で、実際にはプログラミング教室に通わせている割合としては、実は大きくないようです。このサイトは、そんな親世代の役に少しでも立てればと思っております。

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